解説動画
本ページで紹介する基本操作は以下の動画でも解説しています.
起動方法
ダウンロードした「StaatApp」をダブルクリックすると起動します.
※ MacOS版の起動方法はこちら.

5秒程度で以下の初期画面が表示されて,起動完了です.

データの読込(CSVファイル)
CSVファイルを読み込むためにツールバーの「CSVファイルの読込」ボタンをクリックします.

ファイル選択ダイアログが表示されるので,任意のCSVファイルを選択します.

読み込まれたデータが画面に表示されます.画面右上の最大化ボタンクリックすることで,ディスプレイサイズに合わせて表示範囲を拡大することができます.

Excelを用いたCSVファイルの作り方は以下のページで解説しています.
データの読み込み(Excelファイル)
Excelファイルを読み込むためにツールバーの「Excelファイルの読込」ボタンをクリックします.

Excelファイル読込用のダイアログが表示されます.「シート名」には読み込ませるシート名を入力します.
※ 1つのExcelファイルの1つのシートのデータのみ読み込ませることが可能です.
「ヘッダー行」には読み込ませたいシートの列名(変数名)が入力された行番号を選択します.

「ファイル」選択をクリックするとファイル選択ダイアログが表示されるので,任意のExcelファイルを選択して「開く」をクリックします.

読み込まれたデータは以下のように表示されます.赤枠で示されている部分に,ヘッダー行に指定した行の値が入力されます.

Excelファイルが読み込めない場合はアプリで使用できない文字(スペースや記号など)が含まれている可能性が高いです.データの整理方法については以下をお読みください.
どうしてもExcelファイルの読み込みができない場合は,一度CSVファイルに変換してから読み込むことを強くおすすめします.
出力フォルダの選択
解析結果や加工したデータをCSVファイルで出力する際に,ファイルが保存されるフォルダを選択します.ツールバーから「出力フォルダ選択」をクリックして,任意のフォルダを選択します.

CSVファイルの出力
解析結果や加工したデータをCSVファイルに出力する場合,ツールバーの「CSV出力」をクリックします.出力フォルダが未選択の場合は,CSVファイルは出力されません.

初期画面で「CSV出力」をクリックした場合は,画面表示されているデータが以下のようにCSVファイルが保存されます.

統計解析の実行例①(マンホイットニーのU検定)
ノンパラメトリック検定の1つであるマンホイットニーのU検定を実行する方法を紹介します.
マンホイットニーのU検定を実行するためには,メニューバーから「仮説検定」→「ノンパラメトリック検定」→「マンホイットニーのU検定」の順に選択します.

マンホイットニーのU検定用のウィンドウが表示されます.

検定を行うために比較する群名が入力してある列を選択して,比較する2群(群A・群B)をコンボボックスから選択します.
データ列には比較する値が入力されているデータを選択します.以下の画像は”性別”列に入力された男性・女性の2群に対して,”収入”を比較する場合の例です.

設定が完了したらツールバーの「解析実行」ボタンをクリックします.

解析結果に検定結果が表示されます.

以上がマンホイットニーのU検定の実行例になります.
統計解析の実行例②(主成分分析)
多変量解析で代表的な手法である主成分分析の実行例を紹介します.
主成分分析を実行するためにはメニューバーから「多変量解析」→「主成分分析」の順に選択します.

主成分分析用のウィンドウが表示されたら,分析対象の変数と解析項目を選択します.以下の画像は寄与率を算出する場合の例です.

ツールバーの「解析実行」ボタンをクリックすると,以下のように累積寄与率を示したグラフと各主成分の寄与率が表示されます.


グラフはグラフウィンドウの保存ボタンから,画像として保存することも可能です.
寄与率と同様に解析項目から主成分負荷量や主成分得点を選択した状態で,「解析実行」をクリックすることでそれらの結果の出力やグラフ作成が可能です.
解析結果に出力した結果は,ツールバーの「CSV出力」ボタンからCSVファイルとして保存することが可能です.
各解析手法の解説ページ一覧
大分類 | 中分類 | 解析手法 |
基本統計量 | 基本統計量 | 平均値・標準偏差・四分位数など |
相関係数 | ピアソンの積率相関係数 | |
スピアマンの順位相関係数 | ||
ケンドールの順位相関係数 | ||
相関比 | ||
仮説検定 | パラメトリック検定 | 対応のないt検定 |
ウェルチのt検定 | ||
対応のあるt検定 | ||
一元配置分散分析 | ||
反復測定分散分析 | ||
多元配置分散分析 | ||
ノンパラメトリック検定 | マンホイットニーのU検定 | |
ブルンナー・ムンチェル検定 | ||
ウィルコクソン符号順位和検定 | ||
クラスカル・ウォリス検定 | ||
フリードマン検定 | ||
多重比較 | テューキー・クレーマー法 | |
スティール・ドゥワス検定 | ||
ダネット検定 | ||
正規性の確認 | 正規Q-Qプロット | |
シャピロ・ウィルク検定 | ||
コルモゴロフ・スミルノフ検定 | ||
等分散性の検定 | F検定 | |
バートレット検定 | ||
ルビーン検定 | ||
多変量解析 | 多変量解析 | 重回帰分析 |
数量化Ⅱ類 | ||
ロジスティック回帰分析 | ||
多項ロジスティック回帰分析 | ||
主成分分析 | ||
因子分析 | ||
K-means法 | ||
階層クラスター分析 | ||
グラフ | グラフ作成 | ヒストグラム |
分布図 | ||
散布図行列・ヒートマップ | ||
その他 | クロス集計表 | クロス集計表 |
カイ二乗検定 | ||
フィッシャーの正確確率検定 | ||
クラメールの連関係数 | ||
オッズ比とリスク比 | ||
コレスポンデンス分析 | ||
生存時間解析 | 生存曲線 | |
Cox比例ハザード回帰 |
表示桁数の変更
デフォルトでは小数点以下の表示桁数は5桁に設定されているため,小数点第6位の値を四捨五入して表示されています.
メニューバーの「設定」→「桁数の設定」で表示する小数点以下の桁数を変更することができます.


スタイルの変更
スタイル(見た目)は「ダークモード」に設定されています.文字が見にくい場合や好みのデザインでない場合は「ノーマルモード」に変更することが可能です.
メニューバーの「設定」→「スタイル」→「ノーマルモード」を選択することでスタイルが変更されます.

ノーマルモードは以下のような画面になります.
※ StaatAppでは定期的にデザインのアップデートを行っているため,説明ページの画像や動画内の画面が異なる場合がありますが機能に差異はありません.

データ操作の方法
StaatAppでは置換機能や欠測値の処理機能を用いることで,データクレンジングやデータ操作を簡単に行うことができます.詳しい操作方法は以下のページで紹介しています.