雑記

【今さら聞けない】Web3.0とは

Web3.0について徹底解説します.ITに関する知識が無くても読める内容になっていますので最後まで読んでみてください.

Web3.0とは(簡易解説)

Web3.0とは,一言で説明すると分散型ネットワークを基礎とした非中央集権的なWebのことになります.ここで言う非中央集権的とは,プラットフォーム(GoogleやFacebookなど)に依存しないことを意味しています.

分散型ネットワークを成立させるための技術として,ブロックチェーンが用いられます.

ユーザ目線では,現在のインターネットと使い方が大きく変わることは無いとされています.

しかし,現状ではWeb3.0はまだごく一部のサービスで用いられているだけであり,世界中に浸透するかわからないような技術になります.ここからはそもそもWeb3.0の前に,Web1.0とWeb2.0は何なのかについて解説します.

Web1.0とWeb2.0とは

Web3.0以前に,Web1.0やWeb2.0について解説します.

まず,Web1.0とはWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)が1989年に発明されてから2000年代初期までのインターネットのことになります.静的なコンテンツがインターネットにアップロードされて,ユーザはそれを閲覧するだけといった一方通行な受信のみの利用でした.例えば,企業がインターネット上にアップロードされたNEWS記事を自分の端末にダウンロードして読むなどです.

2000年中盤以降から現在のインターネットがWeb2.0になります.一方的な受信だけであったWeb1.0に対して,Web2.0ではユーザが相互に情報を発信することが可能となりました.例えば,Youtubeに動画を投稿したり,SNSで交流するなどといったコミュニケーションが可能となりました.

Web1.0からWeb2.0における最も大きな技術的な違いは,通信速度になります.Web1.0では電話回線を利用した接続方式でしたが,現在はインターネット専用の回線(主に光回線)が世界中に普及して現在の高速な通信が可能になりました.

インターネットの仕組み(Web2.0)

現在広く使われているインターネットがWeb2.0です.ここでもう少し,Web2.0について解説をします.以下の図がWeb2.0の仕組みを簡単に表現した図になります.

web2.0のインターネット

現在のインターネットは,ユーザが端末(スマホやPC)を用いてインターネット上のサーバにアクセスすることで様々なサービスを利用しています.

例えば,LINEを用いてメッセージを受け取る際はLINEが管理するインターネット上のサーバにアクセスして自分のアカウント宛に届いているメッセージをスマホに受信して表示します.送信する際はLINEが管理するサーバ上の相手アカウント宛にメッセージを送信します.

また,Googleを用いて「統計」について検索をする際はGoogleが管理するインターネット上のサーバにアクセスして検索結果一覧画面を取得します.そして検索結果一覧から,リンクを選択することで選択したページの情報を持つサーバにアクセスしてページの情報を受信します.

このように,Web2.0ではユーザがインターネットを利用する際は常にサービスを提供している会社のサーバに接続すること必要となっています.また,世界中のユーザが接続するサーバ(利用するサービス)がビッグ・テックと呼ばれるような企業に大きく集中しています(中央集権).

この構造こそがWeb2.0における課題の根本原因となります.

Web2.0の課題

Web2.0における課題は以下のようなものがあります.

① プライバシー
② セキュリティ
③ 中央集権による課題

これらの課題について解説します.

① プライバシー
 現在のインターネットでは,ユーザが情報を授受する際に必ず誰かが管理しているサーバを利用します.つまり,インターネットにおける行動は常に誰かに監視され利用される可能性があるということです.

② セキュリティ
 ①③と関連した課題ですが,現在のインターネットは特定の企業に依存した構造となっています.故に,特定の企業が悪意の有る攻撃を受けた際に個人情報の流出や世界中のサービスが利用できなくなるといったリスクがあります.

③ 中央集権による課題
 特定の企業に依存しているインターネットにおいて,プライバシーやセキュリティ以外にも様々な課題があります.例えば,あるユーザが発信した情報を誰に公開するかといった管理は,ユーザ自身では無く特定の企業によって行われてしまったりします.

このような,現在のインターネットの課題を解決する仕組みを持つインターネットとして考え出されたのがWeb3.0になります.

Web3.0とは

冒頭の解説では,Web3.0とは分散型ネットワークを基礎とした非中央集権的なWebと説明しました.

ここではWeb2.0の課題も踏まえて,現在考えられているWeb3.0の特徴について解説します.

Web3.0の特徴は大きく以下のようになります.

① 分散化
 巨大プラットフォームに集中している個人情報やデータを分散化(解放)させることが考えられています.技術的にはブロックチェーン技術と分散型台帳技術を用いて特定のサーバでデータを管理するのでは無く,ネットワークの参加者全員でネットワーク上で管理します.

② セキュリティの確保
 巨大プラットフォームに依存しないWeb3.0では,特定のサーバが攻撃された際のリスクが無くなります.ネットワーク全体でデータを管理することでどこかで障害が発生してもネットワーク全体への影響はありません.

③ 信頼性の確保
 Web3.0はデータの信頼性は技術的に担保させます.Web2.0ではデータの信頼性は使用しているプラットフォームを盲目的に信頼する他ありません.しかし,Web3.0はブロックチェーン技術の一つであるコンセンサスアルゴリズムという技術にとってデータの信頼性が確保されます.

このようにWeb3.0は現在のインターネットの課題を解決できる素晴らしい技術であることには間違いありません.

一方で,Web3.0において実現する上での課題はいくつかあります.Web3.0ではブロックチェーン技術を用いるため,ブロックチェーン技術の課題がそのままWeb3.0の課題になります.

ブロックチェーン技術における大きな課題はエネルギー消費になります.信頼性の確保に使われるコンセンサスアルゴリズムのうち最も一般的なPoWという仕組みは大量の電力を消費します.また,分散型台帳により同じデータが世界中に存在することになり,通信量の増大や記憶装置の圧迫なども考えられます.

以上が,Web3.0についても解説になります.更に詳しく知りたい方は,まずはブロックチェーン技術について学んでみてください!