任意のExcelファイル・CSVファイルからダネット検定のp値を求めるアプリ（StaatApp）の使い方について解説します．
ダネット検定実行アプリは以下のページから入手できます．
》アプリ（Windows版）の購入
》統計解析アプリStaatAppとは
データの読込・操作
① アプリの起動からデータ入力
ダウンロードした「StaatApp_for_Dunnett」の起動からデータの読込までの基本操作は以下のページで解説しています．
読み込ませたサンプルデータは以下のようになります．3つのクラスに属する学生のテストの点数です．
② データの操作方法
読み込んだデータの操作方法（データクレンジング）は以下のページで紹介しています．
ダネット検定の実行方法
① ダネット検定の選択
メニューバーから「仮説検定」→「多重比較」→「ダネット検定」を選択します．
※ ☀マークが実行可能な統計解析です．基本統計量の算出も可能です．
② 変数の選択
ダネット検定用ウィンドウが表示されたら，検定対象の変数（列）を選択します．例では”クラス”によって”点数”に違いがあるかを調べるために，以下のように変数を選択します．
③ 対照群の選択
変数の選択でデータが属する群が入力された変数（群名列）を選択すると，群選択枠に群名列に入力された値がコンボボックスに表示されます．コンボボックスから対照群をクリックして選択します．
例ではクラスAを対照群とします．
④ 処理群の選択
処理群の選択では一覧に表示されている群名をクリックして，ダネット検定の処理群を選択します．
例ではクラスBとクラスCを処理群として設定します．
⑤ 検定の実行と結果の表示
設定が完了したら，ツールバーの「解析実行」ボタンをクリックします．検定結果から，「AとBに点数の差がある」ことがわかります．
以上が，StaatAppを用いたダネット検定の方法です．
補足① 統計アプリStaatAppとは
StaatAppは計算仮定が複雑な解析手法を，誰でも手軽に素早く行なうことができるアプリです．StaatAppの詳細は以下のページをお読みください．
補足② ダネット検定について
ダネット検定は特定のグループと他のグループを比較したい場合に用いる多重比較になります．
検定の考え方や用いるデータの前提条件，多重比較については以下のページで解説しています．
補足③ 起動時に発生するエラーについて
StaatAppを起動した際に，以下の画面が表示されて起動しない場合があります．
原因は起動しているユーザ名に日本語が含まれているためです．対応方法は以下のページで紹介しています．
